インカムゲイン投資を始めたばかりの頃、
正直に言うと、私は配当利回りばかりを見ていました。
ランキングサイトを開いて、
利回りが高い順に並んだ銘柄を見る。
数字が大きいほど、なぜか安心できる気がしていました。
「この銘柄を持っていれば、
少しはお金の不安が減るかもしれない」
そんな期待を込めて、
高配当株を眺めていた時期があります。
それでも今は、
配当利回りが高くても、あえて買わない銘柄があります。
この記事では、
投資歴1年の私が、
なぜそう考えるようになったのかを整理してみたいと思います。
「高配当=安心」だと思っていた頃
投資を始めたばかりの頃は、
高配当株=安全な投資
だと思っていました。
- 毎年お金が入ってくる
- 株価が下がっても配当がある
- 長期で持てば大丈夫そう
今思えば、とても単純な考え方です。
でも当時は、
「値上がり益を狙うより、よほど堅実だ」
と感じていました。
実際、
配当金という形で“成果”が見えるのは、
初心者にとって大きな安心材料でした。
違和感を感じ始めた瞬間
そんな考え方に、
少しずつ違和感を覚えるようになったのは、
「配当はどこから出ているのか?」
と考えるようになった頃です。
業績が伸びていないのに、
高い配当を出し続けている企業。
株価は下がっているのに、
配当利回りだけが高く見える状況。
このとき初めて、
「高配当=安心」ではないかもしれない
と感じるようになりました。
配当性向を気にするようになった理由
高配当株を見るときに、
配当性向を気にするようになりました。
配当性向は、
「利益のうち、どれくらいを配当に回しているか」
を見る指標です。
もちろん、
数字だけで良し悪しを判断できるものではありません。
それでも、
利益の大半を配当に回している状態を見ると、
「この配当は、無理をしていないだろうか?」
と考えるようになりました。
配当が続く前提で投資をする以上、
無理のない形で出ているか
は気にしたいポイントだと感じています。
配当の「継続性」を見るようになった
もう一つ、
利回りと同じくらい意識するようになったのが、
配当の継続性です。
- 何年くらい配当を出し続けているのか
- 景気が悪い時期でも維持されてきたか
こうした点を見ることで、
「一時的に高い配当なのか」
「長期を前提に考えられる配当なのか」
を区別できる気がしています。
高配当であることよりも、
続いてきたかどうかの方が、
持ち続ける判断材料になることも多いと感じました。
業績と配当の関係を見るようになった
また、
業績と配当の関係にも目を向けるようになりました。
業績が伸びていない、
もしくは下がっているのに、
配当だけが目立って高く見える場合。
そのときは、
「配当利回りが高い」のではなく、
「株価が下がっているだけかもしれない」
と考えるようになりました。
この視点を持つだけで、
高配当ランキングの見え方が
少し変わった気がしています。
私が「買わない」と決める理由
今の私は、
配当利回りの数字だけで判断することはありません。
- 配当が無理のない形で出ていそうか
- 一時的な高配当ではなさそうか
- 業績と配当の関係を自分なりに説明できるか
- 株価が下がっても、持ち続けられそうか
これらを考えたとき、
どうしても納得できない場合は、
**「今回は見送る」**という判断をしています。
※これらの指標は、
あくまで判断材料の一つとして見ています。
高配当株を否定しているわけではない
ここは誤解のないように書いておきたいのですが、
私は高配当株そのものを否定しているわけではありません。
高配当を中心にポートフォリオを組む投資家の方もいますし、
それが合っている人もたくさんいると思います。
ただ、
今の自分の性格や投資経験を考えると、
すべてを高配当株に委ねる勇気は持てなかった
というだけです。
投資は、
正解を探すものではなく、
自分に合う形を探すものだと感じています。
投資歴1年の今、大切にしている基準
投資歴はまだ1年。
迷いがなくなったわけではありません。
それでも、
今の自分が大切にしている基準は、
かなりシンプルです。
- この投資を続けられそうか
- お金の不安が増えないか
- 夜、変に考え込まずに眠れそうか
配当利回りの数字よりも、
自分の気持ちが安定するかどうか
を優先するようになりました。
まとめ|高配当よりも「続けられるか」
高配当株は、
インカムゲイン投資において大きな魅力があります。
それでも私は、
「高配当だから買う」
という判断はしないようになりました。
代わりに考えているのは、
この投資を、数年後も同じ気持ちで続けられるか
ということです。
この判断が正しいかどうかは、
正直まだ分かりません。
ただ、
迷いながらでも続けられている今の形は、
少なくとも、
投資を始めたばかりの頃より
ずっと現実的だと感じています。
この迷いも含めて、
これからも記録していくつもりです。

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