インカムゲイン投資を始めた頃、
私は「一度買ったら、ずっと持ち続けるもの」だと思っていました。
配当を目的にしているのだから、
売ることを考えるのは、
どこかブレているような気がしていたからです。
「売る=失敗」
「売る=判断ミスを認めること」
そんなイメージが、
頭のどこかにありました。
でも、実際に投資を続けていく中で、
少しずつ考えが変わってきました。
インカムゲイン投資でも、
“売ることを考える瞬間”は確かにある。
今日はそのことを、
今の自分なりに整理してみたいと思います。
「売る」という選択肢を遠ざけていた頃
投資を始めたばかりの頃は、
含み損を見るのが正直つらかったです。
数字を見るたびに、
「これは自分の判断が間違っていた証拠なのではないか」
と感じてしまう。
だから、
売るという選択肢を無意識に遠ざけていました。
配当が出ている限り、
目をつぶって持ち続けていればいい。
そう考えることで、
自分を納得させていた部分もあったと思います。
今振り返ると、
それは冷静な判断というより、
向き合うのを避けていただけだったかもしれません。
違和感は、配当とは別のところにあった
考えが変わり始めたきっかけは、
「配当が出ているのに、不安が消えない」
という感覚でした。
お金は入ってきている。
それなのに、
なぜか気持ちは落ち着かない。
- この配当は、これからも続くのだろうか
- この会社の状況を、ちゃんと説明できるだろうか
- 数年後も、同じ気持ちで持ち続けられるだろうか
そんな問いが、
頭の中に浮かぶようになりました。
配当があるかどうかよりも、
自分が安心して向き合えているかどうか
の方が、大事なのではないか。
そう感じるようになったのは、
投資を始めて少し時間が経ってからでした。
インカムゲイン投資でも「考え続ける」
ここで一つ気づいたことがあります。
それは、
「持ち続ける」と「何も考えない」は違う
ということです。
インカムゲイン投資は、
短期的な売買を繰り返すものではありません。
でもそれは、
一度買ったら、
何も考えずに放置するという意味ではない。
むしろ、
「この投資を続けていて大丈夫か?」
と定期的に考え続ける必要がある。
そう思うようになりました。
私が「売る」を考えるようになった瞬間
今の私は、
次のような瞬間に
「売る」という選択肢が頭をよぎります。
- 配当が出ているのに、安心感が薄れてきたとき
- 自分なりに説明しようとしても、言葉に詰まるとき
- 「これを持ち続ける自分」が想像できなくなったとき
すぐに売る、というわけではありません。
ただ、
考えること自体を避けない
ようになりました。
売らないという判断も、
考えた末の選択であれば、
それはそれで意味がある。
今はそう思っています。
「売らない」も、立派な判断
インカムゲイン投資をしていると、
どうしても
「売るか、売らないか」
という二択に目が向きがちです。
でも実際には、
その間にたくさんの判断があります。
- 少し様子を見る
- 情報を集め直す
- 自分の考えを整理する
そうした時間も含めて、
投資なのだと思います。
売ることだけが行動ではなく、
判断を更新し続けること自体が、
投資の一部なのかもしれません。
まとめ|インカムゲイン投資でも、思考は止めない
インカムゲイン投資だからといって、
売ることを完全に否定する必要はない。
今の私は、
そう考えています。
もちろん、
むやみに売買を繰り返したいわけではありません。
ただ、
配当が出ているからという理由だけで、
考えることをやめたくない。
安心して続けられるかどうかを、
自分なりに問い続ける。
それが、
今の自分にとっての
インカムゲイン投資なのだと思います。
次回は、
配当を目的にしている私が、
なぜ「集中投資」を選ばなかったのかについて、
整理してみたいと思います。

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